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寒冷

寒さには強い方だと思います。
寒いものは寒いですが。

では、今日も戦国絵巻です。


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「神社の新設ねぇ。考えることは、いろいろありそうね」
「そりゃまあな。だけど、フウロは割と本気みたいだぞ」
「三日坊主なんじゃないの?」
「どうだろうな。興味の移りやすい性格なのは確かだけど…」
「フウロが主導となって進めるのであれば、フウロがどれだけ本気でやろうと思ってるのかによって、支援したいと思うかどうかが変わってくるわ」
「それはもちろんだけど」
「何の話なん?」
「柏葉。まあ、フウロがな」
「あぁ、噂は聞いたよ。神社を新しく建立してみたいてゆうてんねてな?」
「タケは大反対してるんだけどな。まあ、フウロが本気でやると決断すれば、協力してくれると思うけど」
「本気なんかなぁ。でもまあ、うちとしては、上手くやってほしいけどな」
「神社なんて、そもそも宗教施設でしょ。まずは、総本山にお伺いでも立てるべきなんじゃないかしら」
「桔梗は、何かの神を、きちんとした理由で、ちゃんと祀っていれば、立派な神社だとは言ってたけどな。わざわざ、総本山なり何なりに許可とかを得なくても」
「そんなものなのかしら。まあ、桔梗がそう言うのなら、そうなのかもしれないけれど」
「八百万の神てゆうし、祀る神さんには困らんやろな。フウロとかタケが何をしたいかによるやろけど」
「そうだな…。何をしたいんだろうな…」

最初は、神獣が神社で働けないことが多いという話だった気がするけど。
つまりは、就職先がないなら、自分で作ればいいという考え方ということだろうか。
まあ、ある意味それは間違ってはないのかもしれないけど、改めて考えてみても、実に安直だよな…。

「せやけど、神さんが何であろうとも、なんや何でも屋みたいになってへん?商売繁盛も安産祈願も交通安全も学業成就もやってたりして」
「神さまも、多角経営の時代になってきてるのかしらね」
「そういう問題なのかな…」
「だけど、市場の需要に対して、的確な供給をするというのは、商売の基本よ。多角経営をすることによって、専門的にやるよりも、より需要に対応しやすくなる。ひとつの商品しかないとなれば、その商品に対する需要がなくなれば終わりだし」
「まあ、専門的にやってても、そこはいろいろと工夫するんとちゃうかな、さすがに」
「そう。その結果が、神さまの多角経営なのかもしれないわ」
「市場の需要に合わせて、御利益を変えていく神さまなんて想像したくないけどな…」
「神さまだって、いろいろ出来るはずなのよ。人間でさえ、ひとつのことしか出来ないなんていう人はいないでしょ。仕事を覚えさえすれば、いろいろなことが出来る。人間に出来て、神さまに出来ないはずはないと思うわよ」
「いや、まあ、うん…」

そういう問題なんだろうか。
神社のことはよく分からないけど、そんな軽いかんじなんだろうか。
うーん、綾華が噛むことで、かなり人間臭い神さま像になってきたな…。


商売が絡むと、やっぱりそういうことになるんだろうか。
悶々とした想いを抱えながら、部屋に戻る。

「あ、紅葉。面白い企画を練ってるみたいだね」
「あのな、何か宴会でもやるかのような言い草はやめてくれ」
「そうだぞ、翡翠。姉さんだって、いろいろ悩んでるところだと思うし」
「えぇ、だって、神社を新しく建てるなんて、無謀すぎて面白いじゃない」
「無謀なのでしょうか」
「秋華は、無謀とは思わないの?」
「思いませんよ。フウロが真剣に取り組めば、何でも出来るはずですから。むしろ、翡翠さんは、どうして無謀だと思うのですか?」
「そりゃ、神社を新しく建てるなんて話、聞いたことないからだよ。今じゃ、災害を鎮めるために神社を建てたりなんてしないからね。お寺の方が、まだ現実的じゃない?」
「お寺は仏教じゃないですか」
「どこかの本山で修行してさ、それで独立して教えを広めたいとでも言えば、応援してくれるんじゃない?」
「甘いんじゃないかな、それは…」
「じゃあ、ツカサは、何が甘いと思うんだよ」
「お寺を新しく開くほどのお坊さんって、相当厳しい修行をして、長年徳を積み続けて、それで人の心を集める才能もあって、それでやっとなんじゃないかな」
「それだったら、神社も同じなんじゃないの」
「分からないけど。お寺の方が簡単みたいなことを言うから」
「現実的じゃないかって言ってるだけで、簡単とは言ってないよ」
「どちらにしても、茨の道になると思いますよ」
「それはまあね。でも、タルニアとかの力も借りれそうなんでしょ?百人力じゃない」
「フウロがそれだけ本気だったらな。まあ、現時点ではまだ、どうなるかっていうのは分からないけど」
「とにかく、まずはフウロに話を聞いてみないといけないですね!」
「今はやる気だけどな…。タルニアも綾華も、たぶんフウロの性格的な部分を心配してるんだと思うよ」
「ちょっと飽きっぽいからね、フウロは」
「でもでも、神社のことなら、きっと真剣にやってくれると思いますよ!」
「そうだといいんだけどな」

本当に、やるならやるで、真剣になって考えてほしいものだけど。
みんなが、しっかり納得して支援してくれるように。
まあ、タルニアの言ってた通り、まだまだ夢の段階だ。
現実にしていくには、道程は遠いな。

to be continued...
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夢は叶うものです。
しっかり、考えて欲しいものですね。
では、またお会いしましょう。
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知ったか振り

こういうものを書いていると、自分でもあまり詳しく知らないようなことでも、それらしく書くときがあります。
きちんと調べたりした方がいいのでしょうけどね。

では、今日も戦国絵巻です。


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「興味深い話ね」
「そうだろう。私たちだけの牙城を築くのだ」
「いや、牙城じゃないからね…」
「タルニアはどう思う?」
「そうねぇ。夢のある話だと思うわ」

都合良くタルニアが尋ねてきたから、綾華よりも上位の存在だと言って、早速フウロが話を持ち掛けたんだけど。
まあ、こういう話でも真剣に聞いて無碍にはしないっていうのが、タルニアの良いところだとは思う。
だから、話し相手として喋りやすいし、そうやって本音を引き出すのかもしれない。

「だけど、まだまだ夢の段階ね。フウロちゃんは、神社の運営に関して、どれだけの知識があるのかしら?」
「知識?私に知識はない。タケが、知識役だ」
「知識役って何なの…。というか、やっぱり僕任せなんじゃない…」
「タケ任せではない」
「なるほど。共同経営ということね。それも、ひとつのやり方ではあるわね。企画や構想を練る才能と、それを実際に回していく才能っていうのは、全く別のものだから。タケちゃんには、充分、運営の才能はあると思うわよ」
「そ、そんなことないですよ…。そんな勉強なんて、全くしたことないですし…」
「勉強なんて、いつでも出来ることよ。今知らないからと言って、絶対に出来ないというものでもないわ。それに、運営なんて、実際に回してこそのものだし、机の上でお勉強ばかりしていても意味はないの。そういう意味では、現場にポンと放り込まれて、その場その場で対応して覚えていく方が、本当に必要なものが身に付いたりするものなのよ」
「そうだとしても、僕には無理ですよ…」
「やる前から諦めていては、無理でないことも無理になってしまうぞ」
「そうね。大切なのは、やってみてどうなのかということよ」
「うーん…」
「まあ、運営をタケちゃんがやるとして、それでもまだ、いろいろ足りてないものがあるわ」
「何が足りないんだ?」
「まず、活動を始めるための資金。今の世の中、何をするにしても、お金が必要になるの。諸々の費用は、実際に稼ぎながら捻出出来たりもするのだけど、初期投資はそうもいかない。お金を稼ぐために、まず最初にお金が必要になるのよ」
「ふむ。それは、タルニアが出してくれるのか?」
「ふふふ。出資者を募るのね。神社で言えば、氏子さんかしら。確かに、そういうやり方もあるわね」
「いきなり他力本願じゃない…。普通は、きちんと自分でお金を貯めて、それから事業を興すんだよ…」
「難しいことはよく分からない」
「そればっかりじゃない。お姉ちゃんは、そうやって言い訳をして、理解しようとしてないだけだよ」
「まあまあ、タケちゃん。そんなことで怒っても仕方ないことよ。フウロちゃんのやり方は、間違ってないのだから。むしろ、これからの時代に合ったやり方と言えるかもしれないわね」
「これからの時代ですか?」
「そう。自分で稼いで貯めようとしても、お金はなかなか貯まらないものよ。特に、大きな事業を始めようとすると、初期投資に大きな金額が必要になるけれど、それを個人でどうにかしようと思っても、どうにもならないことが多い。これは絶対に誰かの役に立つ!という構想があったとしても、それを始めるための資金がないから、永遠にお蔵入りしてしまう…というようなことにもなりかねない。だから、出資者を募ってお金を集めることで、自分で貯めるよりも遥かに早く、多くの出資金を得ることが出来るの」
「そんなに単純なものなんですか?」
「そうね。もちろん、誰かの心を動かすようなものでなければ出資者なんて付かないし、出資してもらったからには、成功させる努力は怠ってはいけない。自己資金で始めるよりも、そのあたりのことはずっと厳しいわね」
「お姉ちゃん、そうなんだって。出資者を募ったとして、ちゃんと出来るの?」
「失敗を恐れることが、一番の失敗である」
「尤もらしいことは言ってるけど…」
「まあ、納得して出資してもらうためにも、きちんとした計画や展望は立てておく必要はあるわね。失敗しそうなことに対して、誰も出資したくはないでしょうし」
「そうですよね…。お姉ちゃんに、そんな構想とか計画があるとは思えないんですが…」
「タケちゃんとフウロちゃんだけで考える必要はないのよ。本当に新しい神社を建立する気があるんだったら、微力ながら、私もいろいろと力を貸すし。近いところで言えば、綾華ちゃんもきっと、興味を持ってくれるはずよ。あとは、紅葉もね」
「唐突にオレを巻き込むなよ…」
「あら。二人が真剣に悩んでるのに、紅葉は知らん顔をするのかしら?」
「そういう言い方はないと思うけど」
「ふふふ。協力してくれるって。まあ、本気でやりたいと思ったのなら、いろいろな人に力を借りて、とりあえず構想だけでも練ってみるといいわ。まずは、現実的な計画を立てるところからよ」
「ふむ。現実的な計画だな」
「そこが一番難しいんだからね。ちゃんと分かってるの?というか、本気でやる気なの?」
「やってみなければ、何も始まらない」

まあ、フウロの言う通りではあるんだけどな。
千里の道も一歩から、といったところだろうか。
だけど、タケの心配も分かる。
どうなるにせよ、今は二人の動向を見守ることにしよう。

to be continued...
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一歩を踏み出すのでょうか。
臆することなく、進んでみてほしいですけどね。
では、またお会いしましょう。

気温

十二月も残り半分もないというのに、なんだか気温がまだまだ下がりきらないかんじですね。
このまま暖冬になってしまうのでしょうか。

では、今日も戦国絵巻です。


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「アルカか。そういえば、次はどこに行くと言ってたかな」
「まあ、いろんなところを回ってるって言ってたから」
「ふむ、そうだな」
「カシュラから近いところだと、コノゥルとかだろうかな」
「近いかどうかは、あまり関係ないかもしれない。狛犬は、タケのような軟弱狛犬でも、一日中走っていられるからな」
「軟弱狛犬って…。まあ、持久力が高いのは確かですから。普段から走り回ってる人とか、お姉ちゃんみたいなのだと、三日三晩でも走ってますよ」
「ふぅん…」
「どこに行くのかは、気紛れだということだな」
「いや、アルカちゃんがどうなのかっていうのは、分からないでしょ…」
「そうか?」
「しかし、旅暮らしの中でも、研修にきちんと参加するというのは感心だな。そういうことを疎かにしないというのも、大切なことだ」
「カシュラに来たら、たまたまやっていたとか言ってなかったか?」
「いや、お姉ちゃんじゃないんだから…。そんなことは言ってなかったし、記憶を捏造しないでよ…」
「そうだったかな」
「偶然にしろ何にしろ、機会を逃さないというのは重要なことだ」
「研修って、どれくらいの頻度でやってるんだ?」
「一年に一回くらいでしょうか。開催場所もいろいろですから、機会を見て参加することになると思います」
「なるほど」
「神社でご奉仕したいという気持ちはありますが、雇い先もありませんから、来るべき日のために、こういうところでしっかりと訓練しておくことが大切だと思います」
「来るかどうか分からないじゃないか。神社で働ける神獣なんて、ほんの一握りだ」
「そんな夢のないことを言わないでよ…。信じていれば、いつか必ず、神社でご奉仕する日は来るよ」
「まあ、そういう気持ちがなければ、機会もやってこないというのは確かだろう。向こうからやって来るものではなく、こちらから招き寄せるものであるからな」
「そうだよ、お姉ちゃん」
「私も、神社で働きたいという気持ちがないわけではない」

信じていれば必ず…とは言い難いんだけど、可能性が上がるのは確かだろう。
まあ、あとは神にでも祈っておくくらいしか出来ないだろうか。

「神社を自分で作ってみてはどうだろうか」
「発想が突拍子もないよ…」
「自分で作ってしまえば、そこの神主は私たちになるだろう」
「神社って、そんなにホイホイ出来るようなものでもないだろ。というか、神社ってどうやって建つものなんだ?」
「古くは、豊穣祈願や厄災を鎮めるために建立されることが多かったのだろうな。しかし、今、新しい神社が建つ理由は特にない。分社が建つとか、移転するとかでもない限りはな」
「分社ねぇ…」
「新しく建つ理由がないからと言って、建ててはいけないということもないのだろうがな。古くからある神社であっても、その起源を辿れば、誰かが何かを祀り上げたというだけに過ぎない。それを、私たちがやってはいけないということもないだろう。適当に信仰の対象を見繕って、神殿でも建ててやれば、それが諸々の場所や人に認められるかどうかは別として、神社がひとつ出来上がることになる」
「そんな投げ遣りなかんじでいいのかな…」
「ひとつの可能性として挙げたまでだ。今ある神社は、関連の組合や組織から保護されてるから、最低でも神主だけは職を失うということがない。勝手に建立した神社が、その保護を得られるとは限らないし、保護を得られないとなれば、そのあたりにある商店などと同じだ。自分たちで儲けていかなければならない」
「神社なのに、儲けるとか、そういう言葉は使いたくないですけどね…。腐っても信仰を集める場所ですから…」
「だけど、桔梗さまの案は面白いと思う。試しに神社を開いてみないか」
「いや、ちゃんと話を聞いてた?いろいろと複雑で難しい問題が山積みなんだよ。お姉ちゃんが考えてるほど、気軽に始められるものじゃないんだよ」
「綾華なんかが聞いてたら、面白いとか言って、一枚噛んでくれそうだけどな」
「綾華か!ならば、すぐに相談しに行ってみよう!」
「紅葉お姉ちゃん…。あまり変なことを吹き込まないでください…。それに、綾華さんだったら、商売の話になっちゃいますよ…」
「稼ぐとか儲けるとか、直接言わないにしても、やってることは商売だからな。それに、運営や経営ということに関しては、綾華の知識は十二分に役立つだろう」
「桔梗さままで…。あの、神社を建立することに賛成なのですか?」
「面白いと思うぞ。神社を新しく建立してはならないという決まり事もない。それで認可を貰うところまで漕ぎ着けられたら、立派なものだ」
「認可が貰えなかったら、個人経営の神社になってしまいますよ…」
「それもまた一興だ。むしろ、そういった煩わしさに縛られない分、いろいろなことが出来るかもしれない」
「うーん…。僕は反対ですけどね…」
「堅実なタケらしいな」
「誰もやらないことをやる!それが偉大なる一歩となる!」
「失敗して大コケしたら、二度と立ち上がれなくなるかもしれないよ…」

まあ、大博打になるのは間違いないだろう。
新しく個人で神社を建立するなんて、並みの者には出来ないことだろうけど。
だけど、実際にやるかどうかは別として、夢を見たり計画を立てたりするのは自由だからな。
綾華の話を聞いてみて、少し考えてみて。
そういう経験は、次の何かにも繋がると思うし。

to be continued...
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夢を見るだけならタダですからね。
実際にどうなりそうかを考えるのも、勉強になると思います。
では、またお会いしましょう。
自己紹介

佐倉いろは

Author:佐倉いろは

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